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Posted by ミリタリーブログ  at 

2017年06月26日

CYMA M870 ポート可動域拡張

以前質問があった加工法です。文章ではわかりにくいと思ったのと、丁度やる機会があったので写真を取りました。


うちでカスタム済みショットガンを出す際には標準加工にしてました。
エジェクションポートの可動域を拡げてチラ見せをより良く見せるための加工です。
CYMA M870はデフォでここが可動するのでシリンダーにステッカーを貼ればチラ見せギミック自体は簡単にできます。が、拡張をしないとリム部分が見える位置までポートが開きません。
その僅かなこだわりをするための加工です。


まずアクションバーのポート側です。この溝にポートの板が引っかかって後退するようになってます。
その引っ掛かりの位置を10mmを目安に後ろへ下げます。
方法としては10mm下げた位置にイモネジを埋め込みます。


裏から見るとこんな感じ。しっかり垂直にやれば、トリガー連結パーツの動きを阻害しない位置にネジが来ます。
アクションバーの加工は以上です。
網目状の切削はグリスを乗り易くしてコッキングを軽くするための油溝加工ですので、今回の拡張加工には無関係です。



次に機関部のガワです。そのままでは赤丸の位置が、後退量の増えたポートカバーとぶつかるので、ここを削ります。


こんな感じで切り離さないように。角にはアールを残しておくと応力が集中しにくいです。


そしたらシリンダーにシェルステッカーを貼り、組み直すのですが、その際に、このポートに繋げるスプリングを


純製の物よりも良く伸びる物に変更します。純正スプリングだとスプリングが伸びきらずに破損します。


ビヨーンw
ちなみにここのスプリングが軟らかくなると若干コッキングも軽くなります。

これで組めば可動域拡張加工は完了です。


難しくは無いですがドリルとリューター、タップの道具3点は必須です。

  


Posted by フリップ好き  at 17:03ショットガン